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Road to LA28 ー世界選手権、そしてLA28パラリンピックへー8月27日、韓国・ソウルで世界選手権が開幕。2年後に迫るロサンゼルス2028パラリンピック競技大会(LA28)に向け、いよいよ重要な2年間が始まります。そして今年は、世界選手権に続き、愛知・名古屋でアジアパラ競技大会も開催されるなど、LA28への道のりを占う大きな大会が続きます。この企画では、ここから2年間、4名の選手たちを定期的に追いかけ、それぞれの歩みや思いを通して、LA28への道のりをインタビュー動画&テキストにてお伝えしていきます。第二回は、世界選手権を目前に控えた一戸彩音選手と、ランプオペレーターとして支える一戸賢司選手、それぞれに今の思いを聞きました。パリで味わった、あの日の「不完全燃焼」。そこから、何を考え、何を変え、どんな時間を積み重ねてきたのか。「パリから、どれだけ成長できたのか。」選手として。そして、ランプオペレーターとして。2人が語る、あの悔しさの先にある現在地。世界選手権前に2人が語ってくれた想いに迫ります。パリでの経験。悔しさを、力に変えて。<彩音選手>ー パリから2年が経ち、LAまで2年。ここまでの道のりはどのようなものだったでしょうか?パリの直後は、悔しい気持ちでなかなか立ち直れなかったんです。燃え尽き症候群のような思いと、燃え尽き切れなかった症候群というか、燃え尽ききらずに終わってしまったというような感覚でした。そこからLAパラリンピックに向けて再スタートを切って、まず2025年はチャレンジしていこうという年にしました。自分のテクニックであったり、戦術であったり、生活面であったり、色々チャレンジした一年でした。そのチャレンジをしていく中で、パタヤのAO選手権では個人3位、ペアで優勝。それからW杯など国際大会で1年間ずっと表彰台に上がってきた中で、なにかふわふわしているというか「自分はここにいてもいいんだろうか?」という感覚でした。今年度は4月にモントリオールW杯に出て、個人戦ではブラジルの選手に負けてしまいました。タイブレークまで持ち込んだのですが、最後はまだ勝ち切る力がないのかなと、あとで痛感しました。ソウルではまず、勝ち切ることを自分の中で意識していきたいと思っています。ー パリで初めて出場したパラリンピック。他の大会とはやはり違う何かがあったのでしょうか?パラリンピックに向けて、多くの選手たちは3年間とか4年間をかけて調整していく中で、私自身は国際大会に出始めてから2年間という中での調整でした。皆さんはもっと熱い気持ちがあったと思うんですが、私は敗退が決まった後も、大会期間中はそこまで悔しいという感覚がなくて、いつの間にか終わってしまったという感覚でした。それで、少し時間が経ってから悔しさが込み上げてきたという感じでした。パラリンピックはパラスポーツの世界では一番大きな大会なので、たぶん自分の中でそこまで意識していなかったつもりが、本当はかなり意識していたんだなと感じました。ー 初めてのパラリンピックは「悔しいとすら思うまもなく、いつのまにか終わってしまった。」その経験を通して改善しなければならないことがより明確になったのでしょうか?角度を変えて、明確に自分に足りないところ、生活面であったり、競技面であったり、メンタル面だったり、全て足りないものは見えたのかなと思います。ー 世界の舞台でも有力選手として認識されてきた実感もありますか?初めの頃は、海外に行っても「この人誰だ?」という感じで、皆さんからもそういう扱いをされていたけれど、最近は「あっ、彩音だ!」みたいな感じで、だいぶフレンドリーに関わるようになっていて、皆さんに認めてもらったというか。有力選手とまではいきませんが、少しは覚えてくれるようになったのかなと思います。二人三脚。ランプオペレーターとして。父として。<賢司選手>ー ランプオペレーター(RO)としてご自身の中で意識していること、変わってきたことはありますか?僕としては、スタンス的には、やはり彼女(彩音選手)をどこまでサポートしていけるか。ランプオペレーターとして競技面では最善のパフォーマンスを彼女が発揮できるように僕も最善を尽くす。というところでは、生活面の中で体調管理については、ちょっとするようになりました。最初はそれほど意識をしていなかったのですが、自分の体調をしっかり管理しないと彼女のパフォーマンスに影響するということを意外と痛感しているんです。年齢を重ねていくと、なかなか身体が言うことを聞いてくれなかったり(笑)。身体を「鍛えている」わけではないのですが、自分の身体がうまく動くようにしています。いざというときに足がつりそうになったり、そういうことでパフォーマンスを落としたくないなと。そういう部分で意識するようにはなりました。あとは、ずっと変わらずなのですが、ボールの調整であったり、ランプなどの道具の調整であったりというところは、人一倍気をつけて意識をして、少しでもボールがまっすぐに転がってくれるように常日頃、行動するようにはなっています。冗談話かもしれないですけど、例えばホームセンターとか100円均一のお店とかに行ったときに「あっ、これ使えるな。」「ひょっとしたらこれランプにこういう風にしたら使えるかな。」と、何かそういう目で見てしまうという。変な感じなんですけど、常にそういうことを意識するようになってきたかなということを感じています。パリ前からもそういうことはあったのですが、より何か今こういうことで困っているということに対して、常日頃からよく考えているので、普段買い物をしているときでもそういうことを、ふっと思ったりするようにはなりました。よくそういうことを彼女にも「これどう思う?」ということをホームセンターなどでも話したりしているような気はします。ー 選手(RO)としてパラリンピック出場を経験したことで、意識が変わったでしょうか?まず、パラリンピックというものに出場させていただいて、その前からたぶん周りの方々が気づいているのか、僕も気づいているのか気づいていないのかっていうのはあるのですが、特別な大会に出るから、「やらなきゃ」という、なにかちょっと変な意識はあったのかなというのは感じています。パリ大会が終わって、彼女も言ってましたけど燃え尽きることもなく、みたいな感じだったんですね。そこまで行けていないという、完全に自分たちの力を発揮できずに終わってしまったなという印象で。帰ってきて、とても悔しいなというのは感じました。現地で負けたとき、ペア戦で予選敗退した時というのはもちろん悔しかったんですが、それよりも帰ってきてからの方が、何か余計に悔しさを感じることが多かったかなと思います。しばらくボッチャはあまり練習しなかったような気がします。あまりボッチャに触れたくないというわけでもないんですけど、ちょっと距離を置こうかなっていう感じはありました。悔しい中にも、燃え尽きてないし、やっぱりもっともっと気持ちを持ち上げて、次のLA大会に向けてと思う気持ちはあるのですが、なかなかついていかなくて。そこでちょっと葛藤している感じで、パリ大会が終わってからしばらくボッチャから離れてゆっくりしたような気はします。(彩音)でも、賢司さんは立ち直り早かったですよ。(笑)早かったかな?(彩音)私の方が引きずってた気がする。LAに向けて、パリ大会が終わってからは国際大会がすぐになかったので、次の大きな大会は日本選手権の本戦でした。そこで勝ち上がっていくことで、また国際大会に出れるかが決まる。やはり、出たいので、頑張らなきゃというところで、ちょっと彩音さんのモチベーションが下がっているところを「やるよ」と促しました。なんというか、ROとして同じ選手としての目線もあり、家族という父親という立場もあり、娘との関係なんだろうなと。親子という関係性とボッチャのROと選手という関係性のバランスがなかなか難しいんですけど、親として怒っているときもあると思いますし、それでも「なんとかやっていこう」と気持ちを持ち上げて、無理やり練習に連れて行ったりとか、そういうところからちょっとずつ持ち上げていったという感じです。変わってきたボッチャに向き合う姿勢と関係性ー パリでの経験を経て、ボッチャに対する向き合い方が変化してきたのでしょうか?(彩音)二人で乗り越える力がついたのかなと思います。(賢司)そうですね。ROって普段は後ろを向いてるので、どういう試合をしているかというのは、実際には見ていないのでわからないんです。それでもずっと練習を一緒にやっていると、彼女のやっていること、ランプをどこに持ってきて、どんなボールを使ったかというところで、練習の中で戦術の共有をしているので、だんだんわかってくるんですね。そこをもっともっと、自分もROなんだけれど「パパだったらどうする?」っていうことをよく聞いてくるようになったかなと思います。それで僕も感じることを「これぐらいでいいんじゃないのかな」とか「こうかな」とか、練習の中で「あそこはこうした方がよかったんじゃない?」というようなことをどんどん言うようになったかなと思います。色々なところで彼女一人が考えるのではなくて、ROですけど、ペアとしてひとつの目標に向かっていくのに選択肢が1つじゃなくて、2つあった方が良い。試合のとき、どちらを選ぶかは、最終的には彼女の選択になるんですけれど、選択肢・違う目線がいっぱいあると、広く見れるのでそういうことを意識するようになったし、お互いによく話をして、練習に挑んでいる感じがします。ー 最後にLA大会に向けても非常に重要な位置付けとなる世界選手権がいよいよ迫ってきました。大会に向けての意気込みをお聞かせください。(彩音)LAに向けて、私は初めての世界選手権でもちろん良いメダルを獲って帰ってきたいですけど、それよりも自分の満足いく観てくださる観客がすごい試合だと、面白い試合だと、そう思っていただけるような試合をしたいと思っています。(賢司)まずはLAの前に世界選手権というところで、ランプオペレーターとして、選手という立場で参加させてもらうので、気を張って彼女のサポートをどこまでしっかりとできるかということをもう一回自分の中で考え直して、改めて気持ちを引き締めて、しっかりとボールの調整から道具の調整、生活面のケアのところまで、やれることはしっかりとやって、楽しんできたいと思います。***** ***** *****プロフィール一戸 彩音(いちのえ・あやね)生年月日:2006年3月26日出身地:東京都クラス:BC3所属:スタイル・エッジ株式会社出身校:東京都小平特別支援学校一戸 賢司(いちのえ・けんじ)生年月日:1967年12月14日出身地:奈良県クラス:BC3所属:スタイル・エッジ株式会社主な戦績【国際大会】・Bahrain 2022 World Boccia Cup - ベスト8(個人・BC3女子)・Montreal 2023 World Boccia Cup - 4位(個人・BC3女子)・Hong Kong 2023 World Boccia Asia-Oceania Regional Championships - 準優勝(個人・BC3女子)・Coimbra 2024 World Boccia Paralympic Qualification Tournament - 準優勝(BC3ペア)・Montreal 2024 World Boccia Cup - 優勝(BC3ペア)・Pattaya 2025 Asia-Oceania Regional Championships - 優勝(BC3ペア)・3位(個人・BC3女子)・Beijing 2025 World Boccia Cup - 優勝(BC3ペア)・ 2位(個人・BC3女子)・Seoul 2025 World Boccia Cup - 優勝(個人・BC3女子)・Montreal 2026 World Boccia Cup - 2位(BC3ペア【国内大会】・第6回全国ボッチャ選抜甲子園(2021)- 優勝(チーム)・第7回全国ボッチャ選抜甲子園(2022)- 3位(チーム)・第24回日本ボッチャ選手権(2023) - 優勝(個人・BC3女子)・第8回全国ボッチャ選抜甲子園(2023) - 優勝(チーム)・第25回日本ボッチャ選手権(2024) - 優勝(個人・BC3女子)・第26回日本ボッチャ選手権(2025) - 優勝(個人・BC3女子)
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第6回ボッチャオープンチャンピオンシップ 北海道東北ブロック予選会対戦表、申合せ事項及び注意事項を公表します。参加される選手は、必ずご確認のほどよろしくお願いします。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこのたび、クラス区分に一部誤りが判明したため、対戦表を訂正し、改めて公表いたします。度重なるご連絡となり、また直前での訂正となりましたこと、深くお詫び申し上げます。ご参加にあたりご迷惑をおかけいたしますが、最新の対戦表をご確認くださいますようお願い申し上げます。
ロサンゼルス2028パラリンピック競技⼤会への最終ポイント獲得⼤会として東京体育館にて開催⼀般社団法⼈⽇本ボッチャ協会は、2027年12⽉に東京体育館(東京都・渋⾕区)にて、「ボッチャワールドカップ東京⼤会(Tokyo 2027 World Boccia Cup)」を開催することを決定しました。本⼤会は、ボッチャの国際競技統括団体であるWorld Bocciaが年間4⼤会程度開催する主要⼤会のひとつです。パラリンピック出場権獲得につながるランキングポイントを獲得できる⼤会であり、ロサンゼルス2028パラリンピック競技⼤会に向けて、選⼿たちにとって重要な位置付けとなります。特に本⼤会は、ロサンゼルス2028パラリンピック競技⼤会の出場権獲得に向けて、World Bocciaが主催するランキングポイントを獲得できる最後の⼤会となる予定です。世界各国からトップ選⼿が集い、熱戦が繰り広げられることが期待されます。なお、ロサンゼルス2028パラリンピック競技⼤会の出場選⼿は、ランキング及び⼤陸枠によって出場権を獲得した選⼿に加え、その後に⾏われる最終予選会を経て決定します。最終予選会には、ランキングおよび⼤陸枠による出場権を獲得していない各⼤陸の上位選⼿が出場する予定です。また、本⼤会は、東京都がスポーツ振興や都市のプレゼンス向上を⽬的として実施する国際スポーツ⼤会誘致・調査⽀援を活⽤し、誘致・開催に向けた⽀援を受け、このたび、東京での開催が決定しました。⽇本ボッチャ協会は、世界のトップアスリートが集う国際⼤会を東京で開催することで、東京2020⼤会のレガシーを継承するとともに、ボッチャ競技の更なる普及・発展につなげてまいります。また、本⼤会を通じて、競技の魅⼒を広く発信するとともに、より多くの⽅々にボッチャに親しんでいただける機会を創出してまいります。⼤会の詳細や今後の取り組みについては、⽇本ボッチャ協会から順次発信してまいります。今後の発信にぜひご注⽬ください。<Tokyo 2027 World Boccia Cup 開催概要>【⽇程】2027年12⽉8⽇(⽔)〜15⽇(⽔)【会場】東京体育館(東京都渋⾕区千駄ヶ⾕1-17-1)【主催】World Boccia【主管】⽇本ボッチャ協会
Road to LA28 ー世界選手権、そしてLA28パラリンピックへー8月27日、韓国・ソウルで世界選手権が開幕。2年後に迫るロサンゼルス2028パラリンピック競技大会(LA28)に向け、いよいよ重要な2年間が始まります。そして今年は、世界選手権に続き、愛知・名古屋でアジアパラ競技大会も開催されるなど、LA28への道のりを占う大きな大会が続きます。この企画では、ここから2年間、4名の選手たちを定期的に追いかけ、それぞれの歩みや思いを通して、LA28への道のりをインタビュー動画&テキストにてお伝えしていきます。その第一回は、世界選手権を目前に控えた、火ノ玉JAPAN・杉村英孝選手に直撃。パラリンピック3大会連続メダリストとして、長年日本のボッチャ界を牽引してきた杉村選手。しかし、世界の頂点を目指す挑戦はまだ終わっていません。8月27日から韓国・ソウルで開幕する「Seoul 2026 World Boccia Championships」は、LA28パラリンピックにもつながる重要な一戦。世界ランキング7位の杉村選手が、今大会に懸ける思いとは?「今の自分だからこそできること」「世界で勝つために磨いてきたもの」「成長のための新たな視点」そして、2年後のLA28へ――。世界選手権直前だからこそ聞けた、杉村英孝選手の“本音”に迫ります。パリから2年。ここまでの道のり。ー パリから2年が経ち、LAまで2年。ここまでの道のりはどのようなものだったでしょうか?そうですね。パリ大会から2年が経って、まぁパリが終わった後から、もうすぐLAに向かって動こうっていう気持ちではいたのですが、パリでの振り返りをする必要は、もちろんあるんですけれど、個人戦で8位、団体戦で3位という結果を踏まえて、まだまだ納得できるような結果では自分自身はなかったですし、この悔しさとか、また経験を1つ積んで、またLAに向けて頑張っていきたいなと思っていました。ー 前回王者として臨んだパリ大会では、個人戦に関しては8位。次に向けてまた炎を灯されたのでしょうか?東京大会で金メダルを獲って、連覇の挑戦権というものは自分にしかないものだったと思います。そこを目指して大会に挑んだわけですが、なかなか厳しい結果となって。そんな中で出た課題として、自分自身、まだまだ視野が狭いなと思ったのがパリ大会の振り返りです。競技も20年以上やっていますし、色々な経験も積ませてもらってきていますが、まだなお経験していないことが色々あって、まだまだ視野が狭いなと感じた大会でした。4年後に向けては、そこの部分をちょっと意識して取り組んでいこうかなと思いました。ー 東京からパリまでの準備期間は3年でした。それに比べて、パリからLAへのこの4年間というのは、またちょっと違うものになっているでしょうか?そうですね。パリまでは本当に短く感じましたし、LAについては、今まで通りの4年サイクルでの準備になっていきます。1年でできることというものは、やっぱり多いと思いますので、その1年の中で自分をいかに成長させていけるか。というものが、やはり4年間の過ごし方の中では、あると思います。その1つ1つ、1年1 年の目標や目的をしっかり明確にした上で準備していくことが、4 年後につながっていくのかなという風に思って、今取り組んでいるところです。ー パリ大会以降に出場してきた国際大会では、ここまである程度手応えが得られたものだったのでしょうか?AO選手権では、手応えというか、色々と新たな取り組みですとか、協会としても、また火ノ玉ジャパンとしても、新しい体制の中での初陣だったので、今までとはまた違った中での戦い方というのがあったと思います。また個人としても、いかにその中で自分のパフォーマンスを上げていけるか、ということに取り組み始めた最初の大会でした。さらに強豪がひしめくアジアの中で3位が獲れたということは、自分としては手応えもあった大会になりましたし、ステップアップになる大会になったのかなと思っています。「まだ、強くなれる。」個人として得た課題とチームとして得た自信ー その後、W杯では北京大会はプレーオフで敗退、ソウル大会はグループラウンドで敗退と、2大会連続そういう結果も続きました。この経験はどう捉えていますか?そうですね、北京に関しては、コートとか外的環境も含めた対応がなかなかしきれなかった部分がありました。そういった面もありますし、ソウル大会については、本当に7年か8年ぶりに予選敗退を喫してしまいました。試合に入るまでは割と調子もいいというか、「あっ、これ行けるかな」という感覚があった中での、予選敗退だったんです。自分自身は足元を掬われたわけではないとは思っているのですが、自分がうまくいっていても、更にそれを超えるパフォーマンスを相手選手はやってきました。その中で自分が対応しきれなかったというのもありましたし、精神的な部分から、崩れてしまった部分もあったのかなという風に思います。そういった部分で、修正力という部分でも、まだまだ足りない部分を感じた大会になりました。2025年は、3つの大会に出させてもらった中での、そういった経験というものが、また自分の日頃の練習とか、合宿などでの取り組みに繋がっていると思います。やはり失敗から得られるものって、成功した時よりも多く得られると思うし、それが身になってるように思うので、少しクリアして、また自分がパワーアップできるように、取り組んでいる段階かなというところですね。ー 直近では今年に入ってからW杯モントリオール大会で銅メダルを獲得。チームとしても全クラスがメダルを獲るという大会となりました。杉村選手自身としても、チームとしても、世界選手権に向けて勢いを感じられる大会となったのでしょうか?そうですね。モントリオールについては、参加した選手全員がメダルを獲るというこれまでにない快挙を成し遂げることができました。その部分については自信を持っていいと思うし、モントリオールに向けては個々のパフォーマンスをどうしたら上げていけるだろうかと考えて取り組むことに焦点を当てて、みんなが取り組んでいました。そこに対して、選手、スタッフ含めて、考え、色々試しながら、行動ができたと思っているので、それが形になっていくことはすごく大きいと思いますし、さらに質を上げていくことで、また次に繋がっていくと思えた大会でした。チーム戦レギュレーションの変更がもたらす変化ー チーム戦もパリ大会で銅メダルを獲得してから、次のLA大会に向けて、同じクラスからは2人出ることができない形にレギュレーションが変わりました。この点に関する影響をどのように受け止めていますか?そうですね。 レギュレーションが変わって同じクラスから2人出られなくなったということで、パリ大会の時のチーム構成では、今後ルールが戻らない限り出ることはできません。その組み合わせが作れないようになってしまったのですが、その部分については、正直残念というか、悔しいというか。実際、廣瀬君とずっと長い間チームを組んで戦ってきたので、 個人としてもチームとしても、悲願としては「パラリンピックのチーム戦で金メダルを獲る」ということで、みんな取り組んできたので。そういった部分では、その構成では叶えることができなかったというのが、やっぱり悔しい部分ではあります、でも、新しいレギュレーションで、新しいメンバー構成の中でも、チームとしての強みとか、今までにはなかった「できること」とかがまたあると思います。それはまだまだ探している段階ではありますが、1人1人の違いを強みに変えて、また新しいチームを、作っていくことができたらいいなと思っています。今、チーム全体として、誰が出ても、どういう組み合わせであっても、チームとして成り立つ、試合に挑める、そして勝てるチームをつくっていくという方針なので、ルールはルールとしてしっかり受け入れて、LA大会に臨みたいなと思います。ー 廣瀬選手と杉村選手が一緒にチームとして組むことはもう叶わないということになり、2人が1つの枠を争うということにもなります。廣瀬選手とのライバル関係という点についてはどう考え、感じられてますか?そこはルールどうこうよりも、これまでもずっと、廣瀬君とは日本一を争わせてもらっていますし、日本選手権での優勝の意味合いというものがどんどん大きくなってきていると思います。だからこそ、お互いが負けられないという強い気持ちを持っていると思います。もちろん、人間なのでミスもあるし、うまくいかないこともありますが、お互いに日本選手権の舞台で、最高のパフォーマンスを見てくれてる方々に届けるということを自分は持っているし、きっと廣瀬君も持っていると思います。その中でお互いが切磋琢磨しあって、日本のレベルを見せていくことが、その先の火ノ玉JAPANの強化にもつながっていくと思います。そういう気持ちで、日本選手権に臨ませてもらっています。ー 一方、チーム戦ではパリ大会でブレイクした遠藤選手が世界ランキング個人で1位(インタビュー実施時点)。すごく頼もしい存在になっているのではないでしょうか?遠藤選手には、彼女の強みがあるので、そのストロングポイントを最大限に生かして戦っている。その結果が世界ランク1位なのかなと思います。そこに加えて、やっぱり彼女の明るさとか、チームを和ませてくれるキャラクターとか、そういうものも含めて、信頼も置けるし、尊敬している選手の一人ですね。多様な戦い方や考え方に触れることで広がる視野ー パリ大会以降で環境面や競技面でレギュレーション以外ではなにか変化はあったでしょうか?そうですね。最初に言ったようにパリ大会では視野が狭かったということを先ほどお話しさせてもらいましたが、そういう意味でパリ大会以降、健常のアスリートの方々との練習機会や試合の機会を増やしています。また地域練習会などに出向いて、いろんな選手と対戦する中で、色々な戦い方とか、考え方を学ばせてもらっている。そんな機会を作っています。他にも、Bチャレにも参加をさせていただき、コーチ講習やトレーナー講習を受けさせてもらっているのですが、 コーチやトレーナーの方々の目線、ボッチャに対する考え方、関わり方、選手に対する関わり方というものを知ることも大切だと思い、積極的に参加するようになっています。そうすると自分の競技環境だけでは得られないもの、発見や気づきといったものがあるので、それを自分の中に吸収しています。競技をするだけではなくて、いろんな観点からボッチャを感じられることによって、試合で生かせることがあるのではないかと思っています。そういうところからも、自分の視野をどんどん広げていけたらいいのかなと思っています。ー 最後にLA大会に向けても非常に重要な位置付けとなる世界選手権がいよいよ迫ってきました。大会に向けての個人的な意気込みとキャプテンとして火ノ玉JAPANとしての意気込みをお聞かせください。やっぱり世界選手権は、ロサンゼルスパラリンピック出場に向けて、やはり勝たなければいけない大会だと思ってますし、勝つことで、ぐっと近づいてくる、というところは間違いないと思います。そういった部分で「勝ちにこだわる」ことを自分自身は考えています。火ノ玉JAPANとしても、常に挑戦の気持ちと感謝の気持ちを持って取り組んでいます。地元の練習ですとか、火ノ玉JAPANとして取り組んできているものを出し尽くすことで、結果がついてくるのかなと思っています。やっぱりチームは、ひとつになることで強くなれると思っているので、私たち選手・スタッフだけではなくて、応援してくれる方々も含めて、本当 に1つに結束して、大会に挑んでいきたいなと思っています。ですので、また多くの方から熱い応援を、後押しをいただきながら、戦っていきたいなと思っています。***** ***** *****プロフィール杉村 英孝(すぎむら・ひでたか)生年月日:1982年3月1日出身地:静岡県クラス:BC2所属:TOKIOインカラミ出身校:静岡県立中央特別支援学校主な戦績:パリ2024パラリンピック BC1/BC2チーム 銅メダル東京2020パラリンピック BC2男子 金メダル東京2020パラリンピック BC1/BC2チーム 銀メダルリオ2016パラリンピック BC1/BC2チーム 銅メダル
第6回ボッチャオープンチャンピオンシップ本大会(9月25日〔金〕~27日〔日〕開催)につきまして、下記のとおり参加申し込みを受け付けいたします。本大会への出場が既に決定している選手は、下記リンクより期日までにお申し込みくださいますようお願い申し上げます。申込フォーム:一般社団法人日本ボッチャ協会なお、8月29日(土)~30日(日)に開催される北海道東北ブロック予選会に出場される選手につきましては、当該予選会終了後、本大会への出場が決定した選手のみ、上記よりお申し込みいただきますようお願いいたします。また、本大会の組み合わせ抽選会につきましては、既にご案内のとおり、8月30日(日)17時30分よりオンライン(Zoomウェビナー)にて実施いたします。北海道東北ブロック予選会以外の該当選手には、すでにメールにてご案内をお送りしておりますが、万が一ご案内が届いていない場合は、事務局までメールにてご連絡くださいますようお願い申し上げます。
パリ2024パラリンピック競技大会からあっという間に2年。来週8月27日(木)から韓国・ソウルにて「Seoul 2026 World Boccia Championships(世界ボッチャ選手権)」の競技が行われます。4年に一度、パラリンピックの中間年に行われる世界選手権。今大会には48カ国から500名以上の選手たちがエントリーしており、パラリンピック出場権を占う上で、ランキングポイントシステムでも最大のウェイトがかかる大会であり、ロサンゼルス2028(LA28)パラリンピック競技大会に向けて非常に重要な大会となります。今週、その対戦組み合わせも発表されました。大会前に、少しこの大会の位置付けをおさらいしておきましょう。世界選手権の位置付けとは?昨年、アジア・オセアニア選手権の際に公開した「<徹底解説!>アジア・オセアニア選手権とLA28への道」の中で、World Bocciaが定める競技及びランキングシステムに関して、2024年末に公表された最新版「Competition & Ranking Manual」では、年間数十大会に上るWorld Boccia公認の国際大会が8つのタイプに分類されていることをご紹介しました。1. Paralympic Games(4年に1回)2. World Boccia Championships(4年に1回:中間年)3. World Boccia Regional Championships(2年に1回:各地域で実施・世界選手権およびパラリンピックへの重要なルート)※地域によってはIPC Regional Para Gamesが代用されることもある4. ①World Boccia Paralympic Team and Pairs Qualification Tournament(パラリンピック前に実施:代表選手輩出国以外でランキングによって招待) ②World Boccia Paralympic Individual Qualification Tournament(パラリンピック前に実施:代表選手出場権を持っていない選手でランキングによって招待)5. World Boccia Cup(年に最低4回:4地域での開催が理想とされる)6. World Boccia Challenger(年に最低6回:各地域パラゲームスもこのカテゴリーに代用される)7. International Invitational Events(ポイント対象外)8. World Boccia Open Youth Championships(ポイント対象外)これら8つの競技大会タイプはそれぞれ頻度が異なり、大会のランク付けも異なります。大会のランクによって、世界ランキングを決めるポイントの係数も異なるため、高いランクの大会に出場し、ポイントを獲得することが世界ランキングを上げるためにとても重要となります。世界選手権は、下図の通り、この8つのタイプの中でも、パラリンピックと並ぶ最高峰の大会となります。世界選手権で獲得できるランキングポイントは?さて、今回の世界選手権や2年後のロサンゼルス2028パラリンピックの出場権にも大きく関わっている世界ランキングの計算方式は「Competition and Ranking Manual」の中で示されています。こちらも過去の記事でも説明しましたがおさらいしましょう。まず大会で獲得できるポイントは「大会出場」によるポイントと「勝利」によって得られるポイントに分類されます。「勝利」によるポイントは「予選ラウンド」から「決勝」までそれぞれ獲得できるポイントが異なり、以下の通りとなります。出典:World Boccia Competition and Ranking Manual また、大会ランクによる係数も異なります。その係数は以下のように示されています。出典:World Boccia Competition and Ranking Manual つまり、最高ランクの世界選手権やパラリンピックで獲得したポイントは4倍となり、大会終了翌日から1年間有効。1年が経過するとそのポイントの係数は少し減少し2.5倍換算となり、2年後に同等の大会が開催された時点で失効するということになります。同じく2番目に高いランクに位置付けられる地域選手権やWorld Boccia Cupなどは大会終了翌日から1年間獲得ポイントの2.5倍、翌年は1.5倍でポイント換算され、更に下位ランクのWorld Boccia Challengerではそれぞれ1年目が1倍、2年目が0.75倍で換算される形になります。したがって、より高いランクの大会で勝利を重ねることが世界ランキングアップのカギとなります。ポイント係数が4倍(1年目)、2.5倍(2年目)となる世界選手権で上位に入ることはパリ2028パラリンピック競技大会を手繰り寄せる、貴重なポイント獲得機会となるのです。大会公式ウェブサイト:https://bocciaseoul2026.com/エントリー情報:https://worldboccia.io/event/415さぁ、みんなで火ノ玉JAPANを応援しよう!今大会に出場する火ノ玉JAPANの選手たちのWorld Boccia 世界ランキング(8月1日付)は以下の通りです。■個人BC1女子:遠藤裕美=2位BC1男子:中村拓海=16位BC2女子:蛯沢文子=21位BC2男子:杉村英孝=7位/廣瀬隆喜=28位BC3女子:一戸彩音=6位BC3男子:有田正行=8位BC4女子:岩井まゆみ=35位BC4男子:江崎駿=45位■団体BC1/BC2チーム:日本=4位BC3ペア:日本=6位BC4ペア:日本=8位個人では、遠藤裕美選手が現在2位、一戸彩音選手が6位、杉村英孝選手が7位、有田正行選手が8位とそれぞれ上位にランクイン。また、団体戦は全クラスが8位以内と表彰台を狙える位置につけています。2年後のLA2028パラリンピックに向けて、火ノ玉JAPANにとって本当に重要な戦いが始まります!さぁ、みんなで火ノ玉JAPANを応援しよう!▶︎日本ボッチャ協会公式ファンコミュニティ「Bラボ」メンバーになって応援する▶︎日本ボッチャ協会公式Xをフォローする▶︎日本ボッチャ協会公式Instagramをフォローする▶︎日本ボッチャ協会公式Facebookページをフォローする
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