一般社団法人 日本ボッチャ協会

日本代表チーム

日本代表チームとはJapan national team

火ノ玉JAPAN

勇気と知性を持って勝利をめざし、
魂を込めて戦う。
それが、ボッチャ日本代表
「火ノ玉ジャパン」です。

火の玉とは、魂(ソウル)であり、心の活力、精神、気力です。選手は、ただ投げる・転がすのではなく、一球一球に魂を込めて競技します。火の玉を英語表記で書くと「FIREBALL」になり、これは俗語として「エネルギッシュな人」という意味を持ちます。激しく闘志を燃やし一丸となって戦う様子などを例えた、「火の玉となって戦う」という言葉になぞり、個人だけではなく、ジャパンチーム一丸となって勝利を目指します。宇宙誕生の大爆発を火の玉に例え、「火の玉宇宙」と名付けられました。これはのちにビックバンと呼ばれることになります。まだまだ認知度の低いパラリンピック競技全体を知ってもらうために、ボッチャが、その「火の玉宇宙(ビックバン)」になれればという意味も「火ノ玉ジャパン」に込められています。

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強化選手Athlete

強化選手とは、日本代表候補として強化合宿や国際大会などに参加する選手たちです。

BC2

上肢での車いす操作がある程度可能で脳原性疾患のみのクラス。

庵木 菜名

庵木 菜名あんのき なな

生年月日:2005年01月11日

所属:ポルテ多摩

  • 第26回日本ボッチャ選手権大会1位
杉村 英孝

杉村 英孝すぎむら ひでたか

生年月日:1982年03月01日

所属:TOKIOインカラミ

  • パリ2024パラリンピック         TeamBC1,2銅メダリスト
  • 第26回日本ボッチャ選手権大会1位
蛯沢 文子

蛯沢 文子えびさわ ふみこ

生年月日:1972年08月29日

所属:NTTドコモソリューションズ株式会社

  • 第26回日本ボッチャ選手権大会2位
廣瀬 隆喜

廣瀬 隆喜ひろせ たかゆき

生年月日:1984年08月31日

所属:⻄尾レントオール株式会社

  • パリ2024パラリンピック              TeamBC1,2銅メダリスト
  • 第26回日本ボッチャ選手権大会2位

BC1

車いす操作不可で四肢・体幹に重度の麻痺がある脳原性疾患のみのクラス。

松本 裕子

松本 裕子まつもと ゆうこ

生年月日:1962年04月24日

  • 第26回日本ボッチャ選手権大会2位
菅野 真樹

菅野 真樹かんの まさき

生年月日:1996年01月01日

所属:株式会社スタッフサービス・クラウドワーク

  • 第26回日本ボッチャ選手権大会2位
遠藤 裕美

遠藤 裕美えんどう ひろみ

生年月日:1986年07月14日

所属:福島県ボッチャ協会

  • パリ2024パラリンピック            個人BC1女子銅メダリスト            TeamBC1,2銅メダリスト
  • 第26回日本ボッチャ選手権大会1位
中村 拓海

中村 拓海なかむら たくみ

生年月日:1998年07月06日

所属:社会福祉法人愛徳福祉会 大阪発達総合療育センター

  • 東京パラリンピック               teamBC1,BC2銅メダリスト
  • 第26回日本ボッチャ選手権大会1位

BC3

最も障がいの重いクラスで自己投球ができないため競技アシスタントによるサポートにてランプを使用して投球する。

⼀⼾ 彩⾳

⼀⼾ 彩⾳いちのえ あやね

生年月日:2006年03月26日

所属:株式会社スタイル・エッジ

  • パリ2024パラリンピックBC3女子                   個人7位入賞
  • 第26回日本ボッチャ選手権大会1位
有田	正行

有田 正行ありた まさゆき

生年月日:1980年03月24日

所属:株式会社電通デジタル

  • パリ2024パラリンピック 出場
  • 第26回日本ボッチャ選手権大会1位
⾼橋 和樹

⾼橋 和樹たかはし かずき

生年月日:1980年02月03日

所属:株式会社フォーバル

  • 第26回日本ボッチャ選手権大会2位
  • 2020東京パラリンピックpairBC3銀メダリスト
関根 彩香

関根 彩香せきね さやか

生年月日:1991年12月19日

所属:boccia club team AVANTI

  • 第26回日本ボッチャ選手権大会2位

BC4

筋ジストロフィーなど、BC1・BC2と同等の重度四肢機能障がいのある選手が行うクラス。

岩井まゆみ

岩井まゆみいわい まゆみ

生年月日:1986年02月13日

所属:一般社団法人豊田市ボッチャ協会

  • 第26回日本ボッチャ選手権大会1位
唐司 あみ

唐司 あみとうのし あみ

生年月日:2002年02月18日

所属:株式会社CAC Holdings

  • 第26回日本ボッチャ選手権大会2位
江崎	駿

江崎 駿えさき しゅん

生年月日:2001年03月25日

所属:トランコム株式会社

  • 第26回日本ボッチャ選手権大会2位

育成選手Prospects

育成選手とは、今後火ノ玉JAPANでの活躍が期待される次世代の日本代表候補選手たちです。

クラス氏名生年月日所属
BC1中川 慶人2002年11月03日パーソルダイバーズ株式会社
BC1酒井 菜悠2004年07月22日関西外国語大学
BC1柿内 風澄2004年08月23日一般社団法人広島県ボッチャ協会
BC1高尾 望巳2002年12月03日鳥取県ボッチャ協会
BC2北野 奏羽2007年07月09日大阪府立金剛高等学校
BC2千々松 航1999年12月10日山口県ボッチャ協会
BC2斎藤 悠人1999年02月09日Fire throw
BC2冨山 美優2005年04月18日ドリームボッチャ札幌
BC3河本 圭介1999年03月27日トランコム株式会社
BC3梶 鈴菜2004年07月22日株式会社ゴーゴーカレーグループ
BC3後藤 瑞希2002年05月20日鳥取県ボッチャ協会
BC3鵜川 健介2002年10月23日サウスフィールドクルー
BC4江崎 匠2003年09月29日法政大学通信教育部
BC4金谷 彪真2006年06月26日一般社団法人豊田市ボッチャ協会
BC4宮原 陸人2002年10月26日あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
BC4橋本 寧々2009年02月19日東京都立大泉特別支援学校
日本代表

【Canberra 2025 World Boccia Challenger】火ノ玉JAPANは個人2、団体1で合計3つのメダルを獲得!

2025年11月5日(水)から10日(月)まで、豪州・キャンベラにてCanberra 2025 World Boccia Challengerの競技が行われました。今大会では、個人戦・BC2女子の庵木菜名選手が銀メダル、BC4女子の岩井まゆみ選手が銅メダルを獲得。更に、団体戦でもBC1/2チーム(酒井/菅野/庵木)が銅メダルを獲得し、火ノ玉JAPANは3つのメダルを獲得しました。戦いを終え、日本代表選手団が火曜に帰国しました。オーストラリアスポーツの強化及び研究拠点であり、日本の国立スポーツ科学センター(JISS)のモデルでもあるAustralian Institute of Sport (AIS)内の施設で開催された今大会。国際大会初出場となった庵木菜名選手、江崎匠選手をはじめ、若手の選手を中心としたフレッシュなチームでの遠征となりました。出発前にもコミュニケーションの重要性を確認し、それぞれが自分自身の目的を持って今回の遠征に臨みました。AIS敷地内でカンガルーの親子も目撃慣れない環境の中で、不安と戸惑いがあった選手もいたようですが、国際大会初出場の庵木選手が見事初戦でニュージーランドの選手から白星を上げ、幸先の良いスタート。その後、チームとしても黒星が重なりましたが、個人戦3日間を戦い、BC2女子の庵木選手が銀メダル、BC4女子の岩井選手が銅メダルを獲得し、表彰台に上がることができました。初出場で銀メダル獲得のBC2女子・庵木菜名選手AO選手権でのペア戦に続き表彰台に上がったBC4女子・岩井まゆみ選手団体戦ではBC1/2チーム戦のみの出場となりましたが、出場した庵木選手、菅野真樹選手、酒井菜悠選手が銅メダルを獲得。参加チームが多くない中でのメダル獲得ではありましたが、国際大会での表彰台は選手たちにとって大きな自信にもつながる貴重な経験となったようです。次世代を担う選手たちの今後にも注目未来の火ノ玉JAPANを担う選手たちのデビュー戦ともなった今大会が、次のステップにつながることを期待しましょう!競技結果【個人戦】■BC1女子・酒井菜悠(大阪ボッチャ協会) 4位■BC1男子・菅野真樹(株式会社スタッフサービス・クラウドワーク) グループラウンド敗退■BC2女子・庵木菜名(株式会社アイ工務店) 🥈2位■BC4女子・岩井まゆみ(一般社団法人豊田市ボッチャ協会) 🥉3位■BC4男子・江崎匠(Boccia Team Brex) グループラウンド敗退【団体戦】■BC1/BC2チーム・酒井/菅野/庵木 🥉3位大会公式リザルト:🔗https://worldboccia.io/event/308

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日本代表

2025年度 地域別トレーニング事業レポート 〜ボッチャ競技力強化と地域連携を推進〜

全国5ブロック8会場でボッチャ競技力強化と地域連携を推進2025年7月、全国5つのブロックで8回にわたり、2025年度地域別トレーニング事業が実施されました。本事業は、日本スポーツ振興センター競技力向上事業助成事業として強化指定選手・育成選手・J-STAR修了生の競技力向上を図るとともに、都道府県協会との連携を通じて、地域の選手・スタッフの育成や競技環境の充実を推進することを目的としています。今回行われた地域別トレーニングでは、日本代表コーチを含む強化スタッフが直接各ブロックの選手や関係者と関わり、専門的な視点からアドバイスを行うことで、選手・指導者の双方にとって学びの多い機会となりました。また、医療・福祉系の専門職や学生との連携も見られ、地域支援体制の構築に向けた一歩ともなりました。開催概要(全8回)各地域の取り組みと成果ハイライト東北ブロック(福島)7月4日(金)福島トヨタクラウンアリーナ7月5日(土)郡山健康科学専門学校(郡山市)7月6日(日)郡山市障害者福祉センター * 3日間にわたり福島・郡山で実施 * 専門職(理学療法士・作業療法士等)や学生も参加 * 障害特性に応じたアプローチを個別に実施し、選手の自己理解・課題認識が深まる * 地域連携・支援体制の構築に向けた第一歩に協力団体:・福島県障がい者スポーツ協会・福島県ボッチャ協会・郡山健康科学専門学校・その他:理学療法士・作業療法士・元特別支援学校教員・ピアサポーター・医療福祉系学生 ほか関東ブロック(東京)7月9日(水)日本財団パラアリーナ * 少人数での実施により、個別指導を徹底 * 投球姿勢・技術課題など、具体的な改善ポイントを共有 * 参加スタッフからは地域展開への意欲的な声も協力団体:東京ボッチャ協会近畿ブロック(大阪①)7月11日(金)舞洲障がい者スポーツセンター * コンディショニングにも重点を置き、パフォーマンス向上に寄与 * 地域協会と選手・スタッフ間で目標と課題を共有し、継続的な取り組みへつながる基盤を構築協力団体:大阪ボッチャ協会中四国ブロック(鳥取)7月12日(土)米子サン・アビリティーズ * 練習環境や支援体制に関する実情を共有 * 地域間での情報格差・課題を再認識 * 孤立して練習している選手の現状も把握し、支援の必要性が浮き彫りに協力団体:・鳥取県ボッチャ協会・一般社団法人広島県ボッチャ協会東海ブロック(愛知)7月19日(土)AOI CELESTIE COFFEE ROASTERY * 目標や課題を「言語化・見える化」し、関係者間で共有 * セルフケアや介助方法、技術指導など多角的なアプローチを実施 * 選手・スタッフともに、個別強化の重要性を再確認協力団体:・あいちボッチャ協会・静岡ボッチャ協会・一般社団法人豊田市ボッチャ協会東京ブロック②7月25日(金)東京都パラスポーツトレーニングセンター * 多様な選手層が一堂に会し、互いに学び合う機会に * 保護者や地域スタッフとの協働により、支援体制が強化 * 技術だけでなく、車椅子設定やシーティングなど競技環境全般への理解も深まった協力団体:なし大阪ブロック②7月28日(月)舞洲障がい者スポーツセンター * 少人数での集中トレーニング * コーチもフィードバック方法を試行錯誤し、より実践的な指導方法の模索へ協力団体:・大阪ボッチャ協会大阪ブロック③7月29日(火)大阪狭山市 市民総合体育館 * 育成選手同士がチームとなり、課題解決に協働 * 普段交わらないメンバー同士でのコミュニケーションが新たな気づきにつながる * 地域選手との試合を通じて、技術向上と相互理解が深まった協力団体:大阪ボッチャ協会今後に向けて今回の地域別トレーニング事業を通じて、強化スタッフが各地域に足を運ぶことで、全国の選手と直接関わりながら、地域ごとに異なる課題や環境の違いもあることを確認しました。特に、技術指導者の不足や日常的な練習環境の制約、情報共有やコミュニケーションの機会不足といった、個別性の高い課題が確認されました。また、選手自身が感じている課題や悩みが、オンラインや合宿といった限られた機会だけでは十分に把握・解決しきれていないケースもあり、「現場での直接的な対話」や「個別に寄り添った支援」の重要性が改めて認識される機会となりました。課題点主な課題点は、以下の通りです。 * 日常の練習方法が固定化されやすく、他選手の取り組みを知る機会が少ない * 指導スタッフの不足により、継続的な技術指導やサポートが難しい地域がある * 練習環境が不十分で、1人での練習を余儀なくされる選手もいる * 練習会は実施されていても、個々の課題に応じた強化やスタッフ間の共有が不十分 * 家族が主な支援者であるケースが多く、選手自身の発信機会や意思決定の場が限られている * 車椅子やシーティングなど競技用具に関する地域の支援体制にも格差がある * クラスや地域を越えた交流・連携の機会がまだ少なく、情報の横展開が進んでいない対応策今後、これらの課題点に対して以下のような対応が考えられます。 * 地域スタッフとの継続的な連携・情報共有体制の構築 * 指導者の育成やトレーニングリーダーの配置による技術支援の強化 * 選手同士や関係者間での交流・対話の促進(オープン練習会、情報交換会等) * 競技力向上に資する練習設計の支援とフィードバック体制の確立 * 生活面も含めた地域支援資源(医療・福祉・教育等)との連携強化 * オンライン支援とリアルな場の組み合わせによるハイブリッド型サポートの推進競技力向上はもちろんのこと、選手が地域で自立的に取り組みを継続できるよう、今後も全国・地域・個人レベルの三層構造での連携・支援体制の強化が重要です。日本ボッチャ協会では、各地域の特性や状況に応じた柔軟な支援を継続しながら、ボッチャという競技の裾野をさらに広げてまいります。

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