一般社団法人 日本ボッチャ協会

日本代表

【ボッチャ日韓合同合宿2025】日韓のトップアスリートがパラアリーナで合同練習を実施



2025 年12月1日(月)から4日(木)の日程で、世界トップランクの韓国代表選手を含む束草市のチームを日本に迎え、日本財団パラアリーナにて「ボッチャ日韓合同合宿 2025」を実施しました。国際大会でも情報交換を続けており親交のある日韓両国の強化スタッフ同士の会話から今回の来日が実現。合宿を通して、お互いをリスペクトしながら様々な面で学ぶべきポイントが見つかったようです。


今年10月にはワールドカップが行われ、来夏には首都ソウルにてボッチャ世界選手権が開催される韓国。パラリンピック金メダリストを輩出するなど強豪国であり、来年の世界選手権ホスト国として強化を進める韓国から、パリ2024パラリンピックBC3クラスの男子金メダリスト・Jeong Ho-Won選手、同女子銅メダリスト・Kang Sun-Hee選手ら韓国代表選手も来日。4日間にわたって、練習及び試合を行い、火ノ玉JAPANとしても普段から使い慣れたパラアリーナという環境ながら、ワールドクラスのトレーニングができる貴重な機会となりました。


それぞれの言語の壁ももちろんないわけではありません。それでも通訳さんのサポートも得ながら、日本人選手・スタッフの名前をハングル表記に、そして韓国人選手・スタッフの名前をカタカナ表記にすることで、お互いの距離感も縮まります。


練習の中では、韓国人選手と日本人選手がごちゃ混ぜでペアやチームを組んでのゲームも行われました。それぞれコミュニケーションをとりながら試合を進め、状況に応じた戦略や戦術という観点でもお互いに学ぶべきポイントがあったようです。


また、合宿期間中の12月4日(木)には、日本ボッチャ協会会員及びBラボメンバーの皆さまに練習が公開されました。

この日は日本チームと韓国チームで練習試合を実施し、世界トップレベルの攻防に集まった皆さんも真剣な眼差しでその様子を見つめていました。ここまで近い距離で国際大会レベルの試合を見れる機会もそうそうないので、皆さん食い入るようにコート上での戦いを見つめていました。


合宿を通して、韓国のKang Sun-Hee選手は「国際大会では緊張感のある中で試合をして、試合が終わるとすぐに別れる状況なのですが、今回このように一緒に合宿をすることができて、本当に良い時間を過ごすことができました。本当に感謝しています。」


Jeong Ho-Won選手は「日本の選手と今回このように一緒にトレーニングすることができて、仲良くできて、本当に嬉しく思っています。この4日間全てが素晴らしくて、本当に幸せでした。」とコメントしてくれました。


また、三部制で観覧が実施された練習試合に各回とも20〜30名ほどの方々がいらっしゃったことに、韓国チームは「日本のボッチャファンの方が大勢いらっしゃることに驚きました。これほどボッチャの認知度が高く人気があるということは、韓国チームとしても物凄く羨ましい。」と日本のボッチャ熱を肌で感じたようです。


お互いの選手・スタッフにとってとても貴重な機会となった今合宿。このような交流を継続できるよう、協会としてもサポートして参ります。
また、今回の合宿にご参加、ご協力いただいた皆さまに感謝申し上げます。ありがとうございました。


参加選手

■韓国代表
BC2:LEE Jeong-Ho
BC3:YOON Seong-Kwang、JEONG Ho-Won、SHIN Min-Jeong、KANG Sun-Hee
 
■日本代表
BC2:杉村英孝(TOKIOインカラミ)、廣瀬隆喜(西尾レントオール株式会社)、庵木菜名(株式会社アイ工務店)、蛯沢文子(NTTドコモソリューションズ株式会社)
BC3:有田正行(株式会社電通デジタル)、一戸彩音(株式会社スタイル・エッジ)、髙橋和樹(株式会社フォーバル)、関根彩香(boccia club team AVANTI)

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