Pattaya 2025 World Boccia Asia-Oceania Regional Championships
火ノ玉JAPAN BC3ペアが金メダル、BC4ペアが銅メダルを獲得!
2025年5月22日(木)からタイ・パタヤにて行われたPattaya 2025 World Boccia Asia-Oceania Championships(アジア・オセアニア選手権=AO選手権)は25日(日)からチーム戦・ペア戦の競技が行われ、本日全競技が終了しました。日本代表チームはペア戦で、BC3の有田正行(RO=有田千穂)・一戸彩音(RO=一戸賢司)ペアが金メダル、BC4の江崎駿・岩井まゆみペアが銅メダルを獲得しました。BC1/BC2チーム(杉村英孝・廣瀬隆喜・遠藤裕美)を含め、チーム戦、ペア戦では全クラス揃って準決勝に進出し、メダル争いを繰り広げました。
※RO=ランプオペレーター
昨夏行われたパリ2024パラリンピック競技大会でもペアを組み、ROを含めてそのコンビネーションの質を高めてきたBC3の有田・一戸ペア。今大会では予選グループリーグではパリ2024大会金メダルの香港にこそ敗れたものの、2勝1敗でプレーオフにまわり、シンガポールに5-1で勝利。準決勝では韓国を4-3で振り切り、オーストラリアとの決勝に挑みました。世界ランキング1位、2位を誇る相手にも冷静に戦い、最終スコア4-3という接戦を制し、有田・一戸にとって悲願の金メダルを獲得しました。
BC4の江崎・岩井も表彰台に上がりました。昨年台北で行われたワールドカップでは宮原とのペアで銅メダルを獲得した岩井と江崎のペアは、予選グループを2勝1敗でノックアウト(KO)ラウンドに進出。準決勝では中国に1-8で敗れましたが、3位決定戦で地元タイに5-1で勝利し、AO選手権でも銅メダルを獲得。昨年のワールドカップに続き国際大会での表彰台に上がりました。
また、昨年パリ2024パラリンピック競技大会で銅メダルを獲得したBC1/BC2チーム(杉村英孝・廣瀬隆喜・遠藤裕美)は予選グループラウンドでは4試合を戦って韓国戦こそ落としましたが、3勝1敗で準決勝に進出。パリ2024大会準決勝の再現となったインドネシア戦でしたが、パリの雪辱を果たすことはできず1-9で敗れました。こちらもパリ2024大会の再現となった韓国との3位決定戦では、最終第6エンドで3点を奪われ6-7で惜しくも逆転負けを喫し、4位となりました。
メダリストコメント
🥇BC3ペア
有田正行選手のコメント
「日本からの応援やメッセージをありがとうございました。現地ではスタッフの方々が選手ひとりひとりに耳を傾けて、全員を気持ちよくコートに送り出してくれました。その結果が全クラス入賞という結果につながりました。」
一戸彩音選手のコメント
「私自身も一緒にはなりますが、これからもみんなで力を合わせて火ノ玉JAPANらしいボッチャできるようにしていきますのでみなさん応援をよろしくお願いします。」
🥉BC4ペア
江崎駿選手のコメント
「みなさん応援ありがとうございました。今回は銅メダルを獲ることが出来ました。最後の試合はなかなか厳しい戦いで本当に苦しい時間帯がありましたが、みなさんの応援だったり、いろんな人のサポートを思い出して、しっかりと戦い抜くことが出来ました。これからも応援よろしくお願いします。」
岩井まゆみ選手のコメント
「みなさん応援ありがとうございます。このあと2週間後には(ワールドカップ)北京大会が控えています。そこに向けてチーム一丸となって、またみんなで戦っていきたいと思いますので引き続きみなさんの応援をよろしくお願いします。」
2028年のロサンゼルスパラリンピック、そしてそこに繋がる来年の世界選手権に向けて重要な位置付けとなった今大会では、個人戦と団体戦を合わせて金メダル2つ、銅メダル3つ、KOラウンド進出8つという成績となりました。強豪ひしめくAO選手権では、初の全クラスメダル獲得となり、チームの掲げる目標を達成しました。特にチーム戦、ペア戦では出場した全クラスが準決勝進出を果たし、表彰台やランキングポイントという結果と共に、多くの国際大会での試合経験を積むことが出来ました。今回の経験の中で得られた収穫と課題をいかし、火ノ玉JAPANは次の目標に向かって前進していきます。みなさま、応援ありがとうございました!
チーム戦・ペア戦の競技結果
■BC1/BC2チーム
・遠藤裕美(福島県ボッチャ協会)/杉村英孝(TOKIOインカラミ) /廣瀬隆喜(西尾レントオール株式会社) 4位
■BC3ペア
・有田正行(株式会社電通デジタル) /一戸彩音(株式会社スタイル・エッジ) 🥇優勝
■BC4ペア
・江崎駿(トランコム株式会社) /岩井まゆみ(一般社団法人豊田市ボッチャ協会) 🥉3位
公式リザルトは以下より